喫煙をしてるとEDの人が多くなると言われています。
また逆にEDの人がもともと喫煙者で、禁煙をした結果EDが改善したという人もいます。
EDと喫煙の関係
勃起のメカニズムは、脳が性的興奮を感じてその興奮が神経を通じて海綿体(ペニス)に伝え、体内に一酸化窒素を発生させて、血液を海綿体に集めることで勃起が起こります。
そのため、血行が悪くなると勃起がしづらくなります。
喫煙をすることでニコチンによって血管は著しく収縮し血流が悪くなります。そのため喫煙をすると血行障害が起きますので、自覚がなくても勃起力低下などに影響があります。
結果、EDや中折れが起きてしまう人も少なくありません。
このように喫煙にはお酒同様EDと深い関係があり、喫煙している人はEDのリスクが増します。
ED患者の80%以上が喫煙者!?
一般的な喫煙率が28%と言われているのに対し、EDの方を対象に喫煙率を調べると、40%と大きく上回っていることがわかりました。
また、別の調査ではEDが患者の80%以上が喫煙をしているという調査結果もあります。
調査によって結果にかなりブレはありますが、患者に喫煙者が多い傾向が見てとれます。
喫煙者はEDのリスクが1.5倍
まだEDになっていない人でも油断はできません。
1日1箱喫煙する人は、EDのリスクが吸わない人に比べて1.5倍になると言われています。
また喫煙量に合わせてEDのリスクは上がっていきます。
逆に言うと、禁煙できないまでも喫煙本数を抑えることでEDのリスクを軽減することができます。
喫煙者が禁煙することでED治療にもなる
このように喫煙をすることで血流が悪くなり勃起力の低下を招きますので、禁煙することで血流改善がされ、EDが回復することもあります。
EDの治療以上に禁煙が難しい人も多いですが、勃起力を高めるために禁煙はプラスです。
喫煙をしていても勃起力が落ちない人もいますが、喫煙が血流に悪影響与えることは間違いないので、喫煙をしていてEDの人は、禁煙することでEDが改善する可能性があります。
禁煙が難しい人は別の方法を考える
どうしても禁煙が難しい人は、毎日適度な運動をしたり、精力増強サプリを飲んだりして、禁煙以外のED改善の方法を考えるのも良いでしょう。
もちろんED治療薬を使うこともED治療の選択肢になりますので、まずは医師の診断にかかるのが1番です。
ただし、ED治療薬の効果が喫煙によって落ちることもあります。
ED治療薬が効いていても、タバコによって萎えてしまうこともありますので注意が必要です。
個人輸入のED治療薬は危険
ネット上では個人輸入等でED治療薬を販売してることがありますが、トラブルも多くあります。
わずかな価格差だけを理由に安易に個人輸入のED治療薬に飛びつく事は避けた方が良いです。
禁煙するかは価値観の問題
40代以上の年齢になると体の不調が全くない人の方が珍しいと思います。
教科書的には喫煙は健康上は悪影響しかありませんので、すぐにでも禁煙をした方が良いでしょう。
ただし、禁煙が苦痛という人も多いので、禁煙するのか別の方法でEDを改善するのかなどなど、自分の中で優先順位をつけて納得して進んでいくことが後悔のない人生につながると考えます。