EDというと「40代以上のおじさんがなるもの」というイメージがありますよね。

確かに歳をとると男性ホルモンの分泌も落ちて血流も悪くなるので、勃起がしづらくなりEDの割合が高くなります。

ただ、最近は20代や30代の人でもEDになる人が増えています。

いわゆる若年性のEDと呼ばれるものですね。

20代からEDになってしまう原因は何なのか?またEDの改善策があるのか見ていきたいと思います。


20代の人がEDになる原因

20代のEDは精神的な理由がほとんど

20代の人がなるEDはほとんどが「心因性」のEDと言われています。

いわゆる精神的な理由で勃起ができないEDという事ですね。

40歳以上の人がなるEDは血流が悪くなったり、男性ホルモンの分泌が少なくなったりと体の機能が衰えてきたことによって起こるEDで、このような身体的な原因で起こるEDを「器質性」のEDといいます。

20代の人は男性ホルモンは問題なく分泌されていて、血管・血流にも問題がない人が多いので、器質性のEDになる人の割合が少なく、心因性のEDがほとんどになるんですね。


セカンドセックスEDの人も多い

20代の人のEDが増えている原因は様々ありますが、最近は若者の「草食化」が進んでいて、20代でもセックスの回数が少ない人が多いそうです。

そうなると起きてしまうのがセカンドセックスEDです。

セックスをするのが数年ぶりでうまくできるかどうか不安で勃たなくなってしまうんですね。

20代の人は経験も少なく感受性も豊かな年代ですので、このような些細なことが原因でEDになってしまうこともあります。

また心因性のEDは焦りや恐れが大敵となりますので、一度失敗してしまうと次はうまくできるかもっと不安になったり焦ったりしてしまいます。

このようにEDの負のスパイラルにはまってしまう人もいます。

最近は20代で初めて性行為をする人も多いので、童貞の人が初めてセックスする場合も同じように不安になって勃たなくなってしまいます。


仕事のストレスや過度の疲れ

他にも仕事のストレス過度の疲れなどによって、EDになってしまう場合もあります。

疲れていると男性ホルモンの分泌がうまくされず勃起がしづらくなりますし、そこにストレスなども重なって20代でも勃たなくなります。

このような場合は仕事で休みを取って、十分な睡眠を取り体力が回復したらなんともなくなることが多いですが、一度できない不安からその次もできなくなってしまうこともあります。


妻だけEDになる人もいる

また妻だけED彼女だけEDという人もいます。

20代後半位になると結婚して子供を作ろうとする人も多いです。いわゆる「妊活」ですね。

妊活を始めるとセックスが作業や仕事のように感じてしまい性的興奮が少なくなったり、子供ができない期間が長く続くとプレッシャーに感じる人もいます。

その結果、不安や焦りが大きくなってEDになってしまうんですね。

さらに子供が生まれた後に「妻が母」になってしまうと、女性的な魅力を妻から感じづらくなってしまい、妻以外の女性、例えば風俗などではしっかり勃起するのに妻では勃たない「妻だけED」になってしまいます。


バーチャルED

さらに、変わったところでバーチャルEDという症状も最近増えています。

バーチャルEDとはデジタルの世界に夢中になってしまって、生身の女性では勃たない状態です。

アニメやAVといったバーチャルの世界に夢中になり、それをおかずにマスターベーションをしていると、それに慣れてしまいます。

結果、生身の女性との付き合いがうまくできず、勃たない、セックスができない状態になるんですね。

このようにきっかけや原因は様々ではありますが、ストレスや勃たない不安などが原因となって心因性のEDになってしまうのが、20代の男性が勃たなくなる原因です。


20代の人のEDを改善する方法

心因性のEDは精神的なものが原因なので、簡単に改善するのは難しいです。

精神的な悩みの理由は人によって様々で、悩みの深さも違います。

ですのでその人の悩みの原因を取り除く必要があり、共通してできる改善方法は難しい、というかないといえます。

1つ言える事は改善策としては、「自分に自信を持つこと」、また「あまり気にせずセックスを楽しむ」ことです。

さらにパートナーの協力を得ることも重要になります。


自信を持つことの重要性

自分の成功やペニスに対する自信のなさが不安や焦りを感じ、心因性のEDを引き起こしてしまいます。

勃たないのに「自信を失うな」というのは難しい話ですが、なんとか自信を取り戻すように心がけたいですね。


セックスを楽しむことも重要

また勃たなくても気にせずセックスを楽しむことも重要です。

挿入だけがセックスでない」と割り切って女性とのセックスを楽しむ、回数をこなすことが重要です。

セックスといってもその形は様々で、挿入して射精がなくても、2人でイチャイチャしたり、ベッドで手をつないだり、キスや愛撫をするだけでも気持ちがあれば女性は満足します。

そして回数を重ねているうちにセックスが特別なものでなくなり、緊張がなくなって「ある日突然勃った」なんてこともよくある話です。


パートナーの協力を得ることも重要

パートナーの協力が不可欠ではありますが、勃たなければ彼女も困るでしょうし、そのために彼女に協力してもらうのも1つです。

彼氏や夫が勃たないと彼女も責任を感じています。

彼女の方も原因がわかったら2人で一緒に協力して乗り越えていこうと前向きな考えになります。

後は性的興奮を高めるために普段は行かないホテルでセックスをしてみたり、彼女にコスプレをしてもらったり、変わった場所でしたり、セクシーな下着を身に付けてもらうなども有効です。

挿入を前提としない愛撫で2人の気持ちを高めるスローセックスという方法もあります。

この機会に挿入だけのセックスを見直して、パートナーと色々な楽しみをするのも一つの方法です。